スマートバリューは、クマヒラが提供する鍵管理機「SPLATS KEY」をカーシェアリングプラットフォーム「Kuruma Base」に実装し、九州電力が運用するカーシェアリングサービス「weev」に提供すると発表した。
九州電力は、この新しい鍵管理システムと連携した「Kuruma Base」を活用し、BMW『iX1』をマンションカーシェアとして初めて導入する。第一弾として、東京都練馬区のブランズ練馬中村南に BMW『iX1』が配置される。
新たな鍵管理機能の仕組みは、クマヒラの「SPLATS KEY」を採用している。「Kuruma Base」と「SPLATS KEY」をAPIで連携させることで、カーシェア利用者はweevアプリで車両を予約すると二次元コードがアプリ上で発行され、そのコードを鍵管理機にかざすことで予約した車両の鍵が受け取れる仕組みとなっている。
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九州電力は2020年12月からマンション入居者専用のEVシェアリングサービス「weev」を九州及び首都圏で提供しており、2022年5月からサービス提供エリアを全国へ拡大している。さらに、2024年10月からはマンション入居者だけでなく近隣居住者をはじめ、より多くの人が利用できるよう、会員登録をすれば誰でも利用可能なサービスを「livedoor URBAN SPORTS PARK(有明アーバンスポーツパーク)」に展開している。
これまでテスラや日産『リーフ』で事業展開していたが、今回BMWのEVの『iX1』をマンションカーシェアとして初導入する。この取り組みにより、より幅広い車種に対応したカーシェアサービスを展開していく。
「Kuruma Base」は、カーシェアリング事業者など、クルマのサービス化の事業を行っている事業者向けのプラットフォームサービス。クルマに接続する専用端末、クラウド上の管理コンソール、利用者向けスマートフォンアプリ、運用サポートサービスで構成され、カーシェアリングを利用するまでに必要な機能をすべて取り揃えている。