ブリヂストンは、国内市販用タイヤの価格を6~8%値上げすると発表した。値上げ時期は、夏タイヤが2025年6月1日、冬タイヤが同年9月1日からとなる。
この価格改定の主な理由は、タイヤ原材料価格の高騰と物流コストの上昇だ。ブリヂストンは、サプライチェーンの効率化や生産性向上などのコスト削減に努めてきたが、企業努力だけでは吸収しきれない状況に至ったと判断した。
値上げ対象商品は、国内市販用タイヤ(夏/冬)、チューブ、フラップとなる。各商品グループの平均で6~8%の値上げとなるが、商品によって改定率は異なる。
ブリヂストンは、この価格改定を通じて持続可能な事業運営を目指す。同社は「2050年 サステナブルなソリューションカンパニーとして社会価値・顧客価値を持続的に提供している会社へ」というビジョンを掲げており、「Bridgestone E8 Commitment」という企業コミットメントのもと、持続可能な社会の実現に向けて取り組んでいく姿勢を示している。