アルピーヌは、4月12-13日に英国で開催される第82回グッドウッド・メンバーズ・ミーティングにおいて、アルピーヌ70周年を記念する特別なイベントを開催する。
4月12日の午前9時から、世界中のオーナーが運転する70台のアルピーヌ車によるトラックパレードが行われる。
このパレードには、『A110』や『A310』、『GTA』、『A610』など、アルピーヌの歴史を彩る様々なモデルが参加する。さらに、同社の最新モデルであるEVホットハッチの『A290』も登場し、英国でのダイナミックデビューを果たす。
アルピーヌは1955年の創業以来、軽量かつ俊敏な車作りを通じてモータースポーツでの成功を重ねてきた。モンテカルロラリーでの複数回の優勝、1973年の世界ラリー選手権制覇、1974年の欧州スポーツカー選手権優勝、1978年のル・マン24時間レース総合優勝など、輝かしい実績を持つ。近年ではF1にも参戦し、2021年のハンガリーGPで勝利を収めている。
イベント会場では、最新のロードカーも展示される。注目は110台限定の『A110 R Ultime』で、英国初公開となる。1.8リットルエンジンを搭載し、345hp、トルク420Nmを発生。0-100km/h加速は3.8秒を記録する。
また、2025年の欧州カー・オブ・ザ・イヤーに選ばれた新型電気自動車A290も展示。A290は、実用性とダイナミズムで知られるホットハッチの概念を現代的に再解釈し、アルピーヌのDNAを受け継ぐコンパクトで俊敏な走りを実現している。
このイベントを通じて、アルピーヌは70年の歴史と伝統を振り返るとともに、電動化時代に向けた新たな挑戦を示していく。