KGモーターズは、広島県東広島市の本社・工場「Mibot Core Factory」で、自社開発中の小型モビリティEV「mibot」に関するユーザー参加型イベントを4月5日に開催した。
このイベントは「開発体験セッション」として、mibotの予約ユーザーを対象に、試作車両の試乗や技術解説、開発チームとの意見交換を行い、製品へのフィードバックを直接反映することを目的としている。当日は15名の予約ユーザーが参加した。

日本では人口減少や公共交通の縮小が進む中、地方を中心に「車がなければ暮らせない」地域が増えている。mibotは、日常移動の最適化を目指して開発された電動一人乗りモビリティで、快適性を維持しつつ維持コストやエネルギー消費を抑えることが可能だ。
イベントでは、試作車両の試乗体験や1対1のヒアリング、工場見学が行われた。参加者からは「加速が良く、回生ブレーキが効く」などの好意的な意見が多く寄せられた一方、「ハンドルの重さ」や「坂道発進時の後退」など改善点も指摘された。アンケートでは、参加者全員が満足と回答し、mibotへの期待が高まったとされる。
KGモーターズは、今後もユーザーとの対話を重ね、mibotを最適な形で届ける開発・生産体制を築いていく計画だ。