夏休み期間中、マイカーで長距離ドライブを計画しているユーザーもいると思うが、日常点検や定期点検はしっかり行っているだろうか。
一般社団法人日本自動車整備振興会連合会(日整連)が2025年7月23日に公式サイトで公開した最新版『My Car Hand Book』には、自動車ユーザーが知っておくべき最新のマイカー点検・整備情報がまとめられている。

所有車の保守管理はユーザー責任
道路運送車両法で、自動車の保守管理はユーザー自身(自己管理責任)と定められ、「日常点検」と「定期点検」が義務付けられている。カーオーナーの義務として非常に重要であり、日整連の『My Car Hand Book』冒頭にも掲載されている。
同ハンドブックでは、日常点検チェックシートや、消耗・劣化部品と点検・整備の必要性に加え、自動ブレーキやレーンキープアシストといったADAS(先進運転支援システム)搭載車の普及により、目に見えない電子部分の点検や検査を目的としてスキャンツール(外部診断機)を使用した「OBD点検」や「OBD検査」についてもわかりやすく解説している。

このほか、バッテリー上がりやパンク、高速道路でのトラブル発生時の対処法も記載され、巻末には「全国自動車整備相談所一覧」として各都道府県の自動車整備振興会の連絡先も記載されている。
夏場のドライブに限った話ではなく、乗車前には、日整連の『My Car Hand Book』を確認してマイカーの点検を行い、異音や異臭、タイヤの亀裂や損傷、異常な摩耗などを見つけたら迷わず身近な整備工場に相談することをお勧めする。なお冊子版『My Car Hand Book』は日整連の会員を対象に有料で提供されており、入手方法等は地域の自動車整備振興会に確認が必要となる。