中国・広東省に本社を置くモビリティテクノロジー企業Desay SVは、人とくるまのテクノロジー展 2026に初出展した。
創立40周年テーマ「40 Years for Smarter Mobility(よりスマートなモビリティを推進してきた40年)」のもと、AIインテリジェントキャビンやADAS(先進運転支援システム)をはじめとする先進モビリティ技術を日本市場向けに公開した。
展示の中心となったのは、フラッグシップAIインテリジェントキャビンドメインコントローラプラットフォーム「EA01U」だ。
同プラットフォームは業界初となるシームレスなクラウド・エッジ統合を実現しており、利用シーンやユーザーの好みに応じて機能を最適化し、快適で直感的な車内体験を提供する。
車載エッジ側で動作するマルチモーダルAI「Omni Model」は、音声・画像・ジェスチャーなど複数の情報を統合的に処理する。また、生成AI分野で注目されるMixture of Experts(MOE)技術を活用し、高度な音声認識やジェスチャー認識を実現する。
さらに、AIエージェントインタラクションフレームワークとAI OSを基盤とすることで、スマートフォンと車載システムをまたいだシームレスなタスク実行が可能だ。EA01Uはキャビン・ドライビング・パーキング機能を統合できるスケーラブルアーキテクチャを採用しており、将来的なクロスドメイン統合や機能拡張にも柔軟に対応する。
「ハードウェアプラットフォーム+ソフトウェアアルゴリズム+システム統合」で構成されるフルスタックADASソリューションも展示された。量販車からプレミアムモデルまで幅広い機能要件に対応する同ソリューションは、2025年の上海モーターショーで初公開され、ドイツで開催されたIAA Mobility 2025では国際的なパートナーとの市街地および高速道路での実走行テストを通じてその性能を実証した。
会場内セミナーでは、ジャパン マネージングディレクターの川崎高輔氏が登壇。AI時代の自動車開発における主要課題として、複雑化するユーザー体験への対応、快適性と技術実装の整合、安全性と利便性のバランスを挙げた。
これらへの対応策として、オープン開発モデルと開発から導入までを統合したフルライフサイクル型AI運用プラットフォームへの注力を説明した。
同社は2013年に日本市場へ参入し、広島・豊田・横浜へと拠点を拡大してきた。現在は世界26拠点を展開し、80を超える自動車ブランドとパートナーシップを構築している。今後もローカルエンジニアリング体制とパートナーシップの深化を進めるとしている。


