ラリーに参戦の「スバル1300G」の当時の色を「水性塗装」で完全再現…アクサルタ
特集記事
トピック
実はこのスバル1300Gの塗装は、自動車塗料のグローバル企業、アクサルタ コーティング システムズが提供した「水性塗料」で塗装されているのだ。
このサポートにおいて、アクサルタは1950年から1960年まで販売されていたスバルのオリジナルOEMカラーのサンプルを準備することから始まったという。そのカラーサンプルには、コットンホワイト、キャスレホワイト、プラザホワイトがありました。Team MUSOH のスバルには「キャスレホワイト」が選ばれた。
◆ちなみにレストア前のスバル1300Gはコレだ。
驚くべきことに、アクサルタはスバルの古いOEMカラーのマスターピースを保存していただけでなく、最新技術の水性ベースコート「スタンドブルー」を使ってカラー配合を開発したという。
「弊社の持つ技術を最大限活用ができたことが、昔の色を正確に再現できた要因です」と、このプロジェクトの責任者であり、アクサルタジャパンのAPアカウントマネージャーを務める宮本祐二氏は述べている。
このプロジェクトを進めるにあたり、8月にアクサルタ宇都宮トレーニングセンターで水性塗料の正しい塗装法を習得するためのトレーニングをTeam MUSOHに実施した。Team MUSOHは、9月末には塗装が無事完了し、ホンダ テクニカル カレッジの学園祭でスバル1300Gがお披露目された。
その後、10月には車の改造を済ませ、11月に日本で行われるラリーにテストのため出場し、ラリー・モンテカルロに向けての準備を進めており、スバル1300Gは、12月にはラリーに向けて欧州に輸送されることになっている。
このラリー・モンテカルロプロジェクトは、東京大学とホンダ テクニカル カレッジの学生教育プログラムの一環として行われているもので、両校の学生は、アクサルタのサポートによって貴重な経験を得ることができた。
《カーケアプラス編集部》
この記事の写真
/