【カーオーディオ・マニア】日産 セレナ by サウンドステーション AVカンサイ宝塚店 前編(オーナー:濱田知幸さん)
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◆マニアックな会社の同僚から
影響を受けオーディオの知識を磨く
クルマに乗る前からカスタムやオーディオが好きだったという濱田さん。以前バイクに乗っていた頃に仲良くなったバイクショップのスタッフからカーオーディオの楽しさや基礎的な知識を教えてもらうことになる。これがオーナーとカーオーディオとの出会いとなる。どっぷりカーオーディオのはまっていたオーナー、バイクショップなのにバイクの相談ではなくカーオーディオの話をしに行くのが日常になっていた時期もあったという。
さらにオーナーがカーオーディオに強く魅了されるもう一つのきっかけになったのが会社の同僚だった。「就職した会社の同期でオーディオの事がすごく詳しい社員がいたんです。彼からカーオーディオのユニットやブランドのことなど、いろんな情報を教えてもらいました。数十万円もするホームオーディオを持っていたりする、かなりレベルの高い友人なのですが、ボクも会話するうちに少しずつオーディオの知識も備わってきて、しばらくするとマニアックな会話にもついて行けるようになってました」。
そんな知識や取り付けのノウハウを学んでいったオーナー。以前に乗っていた軽カーにはDIYでオーディオインストールを施した。ユニット選びは会社の友人にアドバイスをもらって進めトレードインスピーカーを選んだ。もちろん取り付けにもこだわった。特にデッドニングはバイクショップの知人に教えてもらって数日掛けてDIYした力作でもあった。こうして完成したオーディオを聴いたときには純正からの音の変化に驚いたのだった。この時の経験で完全にオーディオに魅了されることになる。
◆どうしてもAピラーにトゥイーターを
埋め込みたくてプロショップにたどり着く
その後、スノーボードに行くための足として現在の愛車であるセレナへの乗り換えを実施した。シーズン中はかなりの頻度で出かけるスノボをより快適に楽しむために無くてはならないクルマだった。セレナを選んだ理由は「車中泊ができること」「スノーボードを車内に搭載できること」だった。こうして冬になるとスタッドレスタイヤに履き替えて週末になるとスノボに出かけるというライフスタイルができ上がった。ゲレンデの近くの駐車場にクルマを止め、シートをフラットアレンジして仮眠するという快適な内装もお気に入りのポイントとなった。
そんなスノボ仕様のセレナだったが「オーディオはしっかり取り付けてグレードアップしたい」とクルマ購入前から思っていた。しかも今回はショップでクオリティの高いインストールしようと考えた。
「オーディオの取り付けの相談に最初は近くの量販店に行ったんです。狙っていたのはトゥイーターをAピラーに埋め込む加工でした。しかし量販店ではその手の加工は受けていないと言われたんです。あとからWebで調べてもピラーの加工などは量販店では受けるところが少ないことがわかりました。そこで量販店のスタッフに紹介されたのが専門店であるAVカンサイ宝塚店でした」。
すぐに紹介されたAVカンサイ宝塚店に向かったオーナー。ショップは意外にも自宅からかなり近い場所にあったのだとか。「いつもクルマで通っていた道路だったんですが、まったく気づきませんでした。“こんなところにカーオーディオ専門店があったのか~”とびっくりしました」。はじめてプロショップを訪れた印象は「高級カーオーディオやホームオーディオを手がけていて、さすが専門店という雰囲気がありました。しっかりしたお店で、ここならばインストールも任せられるなと思いました」。
◆もっと良い音を目指して打ち合わせ
ドアはアウターバッフル化へと進化
ショップではすぐさま目的だったスピーカー交換の相談を開始。当初は別のスピーカーの取り付けを想定していたのだが、当時まだ発売前だったダイヤトーンDS-G300をショップで提案される。ダイヤトーンの新作スピーカーについてまったく情報の無かったがオーナーだったが、スタッフの説明を聞いていく中で最新スピーカーに魅力を感じてすぐさまユニットを決定した。「まだ一般的には知られていない発売前のスピーカーの情報がこんな形で得られるなんて、これもプロショップならではなんだろうなと思いました」。
スピーカーの交換でオーナーがやりたかったのがAピラーへのトゥイーターの埋め込み。セレナはツイーターのダッシュなどへの埋め込み設置がポン付けだと難しい、だからといってダッシュの上にマウントを使ってトゥイーターを載せるスタイルはどうしても嫌だった。そこで狙ったのがAピラーへのトゥイーター埋め込みだ。サウンド面はもちろんだが、フロントウインドウからトゥイーターが見えてカスタム要素も強いピラー埋め込みは憧れだったという。
ここまでは想定内だったが、ショップのスタッフと話しているうちにミッドバスのドアへのインストールもレベルアップを目指すことになる。そこで目指したのはアウターバッフル化だ。ただしアウターバッフル化すると乗り降りの際に振動板をキズ付けてしまうことがオーナーは気がかりだった。それに対してショップのスタッフがカバーを取り付けることでスピーカーはしっかり保護できることを提案したという。これですべての問題は解決しフロント2ウェイのレベルの高い取り付けスタイルが決定した。
狙い通りのフロント2ウェイのカスタムを開始したセレナ。次回の後編ではサウンドの進化、さらにはパワーアンプ、サブウーファーの取り付け面のこだわりポイントなどを紹介していくこととする。
car audio newcomer! U-23 日産 セレナ(オーナー:濱田知幸さん) by サウンドステーション AVカンサイ宝塚店 前編
《土田康弘》
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