【カーオーディオ・マニア】日産 セレナ by サウンドステーション AVカンサイ宝塚店(後編オーナー:濱田知幸さん) | CAR CARE PLUS

【カーオーディオ・マニア】日産 セレナ by サウンドステーション AVカンサイ宝塚店(後編オーナー:濱田知幸さん)

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car audio newcomer! U-23 日産 セレナ(オーナー:濱田知幸さん) by サウンドステーション AVカンサイ宝塚店 後編
car audio newcomer! U-23 日産 セレナ(オーナー:濱田知幸さん) by サウンドステーション AVカンサイ宝塚店 後編 全 9 枚 拡大写真
クルマの使い勝手をスポイルすることなく、ハイレベルなオーディオを組むことを目指したオナーの濱田さん。兵庫県のサウンドステーション AVカンサイ宝塚店がプロショップならではのワザで純正ダクトなどを交わす取り付けを施した点が見どころとなった。


◆プロショップならこんな
スペシャルなオーダーも可能

今回のオーディオインストールで気を配ったのは、トゥイーターをAピラーにインストールするカスタム処理に加え、スノーボードの足としてフル活用するためクルマの基本的な機能をスポイルしないことだった。具体的な項目のひとつがフロントの座席下にあるヒーターのダクトをふさぐことなくシート下にパワーアンプをインストールすることだった。スノボに行った際に車中で仮眠する際にはフロア下に暖かい空気を送って、車内全体を暖めるのが効果的だと知っていたオーナーは、ここをカットしてしまうのはなんとしても防ぎたかったという。

パワーアンプはフロントスピーカー用のRS-A99Xとサブ-ファー用にPRS-D8200の2台を運転席/助手席のフロントシート下にそれぞれインストールするのだが、ダクトを交わすためにフレームを組んだかさ上げ処理が施されている。単純にパワーアンプを床設置するとダクトを撤去してしまうケースも多いのだが、ワンオフ加工を施すことで、しっかりとユーザーの使い方に合わせたカスタマイズを施した点もさすがプロショップの仕事と言えるだろう。

また、サブウーファーもラゲッジ後部の床下収納に設置できるように配線を長くして自由度を高めたのも特徴。普段はフロア上に置いて十分な低音を楽しんで、スノボに行く際はサブウーファーはフロア下収納に設置して抑えた低音を楽しみ、フロア上には大切なスノボを積み込んで出かけるという使い方をしている。サブウーファーにはカロッツェリアのTS-W3020をチョイス。フロントスピーカーのレベルに合わせて上質なモデルを選んだことで高域から低域までのサウンドバランスが整っているのもお気に入りのポイントだ。

「一つ一つ相談してオーダーを聞いてく入れるところがスゴく良かったです。最初はちょっと難しいオーダーかなと思ったんですが、プロショップならこんな事もできるんだと感心しました」。


◆DAP、ケーブルを含めて
高音質化の進化が止まらない

「最初に音を聴いたときには驚きました、まるで楽器がすぐそこで鳴っているような音でした」というオーナー。その臨場感溢れるサウンドに大満足したという。さらに、こだわったサブウーファーの効果もあって「体に響く低音」も実現。サウンドの充実度は予想以上だったという。「しっかり取り付けて、しっかりと調整をするとこんなに良い音になるんだと、ほんとうに驚きました」。今では音量を上げて、体に来るサウンドを楽んでいるという。

こうしてセレナのオーディオシステムが完成してから徐々に周辺の機器のレベルアップも開始している。そのひとつがDAP。元々はエントリークラスのウォークマンを使っていたが、ショップで高級DAPの音を聞いたところ「音の鮮度が全然違っていました」とすぐさまグレードアップを計画。間もなくウォークマン・NW-WM1Aを購入した。「もともとハイレゾ音源は結構持っていたんですが、ウォークマンを買い換えてから加速度的に音源の充実が進んでいます」。

さらにケーブルによる高音質化もすぐさま実践したという。サイバーナビへの入力にはUSBではなくあえてRCAケーブルを使ってアナログで入力する。その理由はショップでの情報でUSBよりアナログ入力の方が音が良くなるケースが多いと聞いたからだ。そんなRCAケーブルにはM&MのDAP-A2200IIを一部加工(サイバーナビのAUCX入力はミニピンのみなのでRCA→ミニピンの加工が必要)してセット。こうして徹底した音源の高音質化も果たした。


◆エージングによる音の進化も
オーナーの現在の楽しみのひとつ

スノボに行く友人達にセレナにインストールしたオーディオを聴かせると「良い音がするナビだね~」という反応だという。仲間受けも良く、ドライブの快適性も格段にレベルアップしたオーディオに満足度は高い。また、普段一人で乗っているときには思う存分ボリュームを上げて音楽を聴いている。「洋楽、J-POP、K-POP、レゲエなどいろんな音楽を聴いています。思いっきり低音を体感したいときにはヘビーなロックを聴いたり気分次第でいろんな曲を楽しむようになったのもこのシステムになってからです」。

もう一つのオーナーの楽しみは音の変化だという。現在はスピーカーはエージング中なので日々刻々と変わっていく音にもオーナーは興味津々。「だんだんと音に滑らかさが加わってきて、低音もより厚みが出てきています。スピーカーを育てていく感じも楽しいですね」。エージングの途中であまりに音が変化したためクロスオーバーなどの再調整を施す必要があったほど。同時にウォークマンのケーブルもエージングで音が変わって行きつつあるのだという。

調整のテクニックを垣間見たのもこのセレナを作り始めてだったという。「サイバーナビの調整画面を見てどんな調整がしてあるのかを知りました。最近では自分でも調整してます。イコライザーで低音を上げたりぐらいですが。でもショップの調整は楽器もきっちりクリアに鳴っているのが、やっぱりスゴいって思います」。

またオーディオ好きの会社の同僚とはオーディオの進化の作戦を練っている最中、現在考えているのは「デッドニングしたらこの音がどうなるんだろう?」。近々次なる進化がはじまる予感だ。

car audio newcomer! U-23 日産 セレナ(オーナー:濱田知幸さん) by サウンドステーション AVカンサイ宝塚店 後編

《土田康弘》

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