【愛車&ドライブ飯】 「ガソリンつきピザ」ってどうゆうこと!? 新コラボ始まる
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ここは東京・代々木。代々木駅から代ゼミを左に見て、小田急線のガードへむかって歩いていく途中にある、「セルフ代々木サービスステーション」。ここに、昭和シェル石油と日本ピザハットの協業店舗 第1号店がオープンした。
その名も、「セルフ代々木サービスステーション」「ピザハット代々木店」。なんのひねりもない、ストレートでシンプルな、併記。ただの併記だけど、「ガソリンスタンドのなかでピザ店舗が営業するというスタイルは国内初。世界初とはいえないけど、セルフのスタンドでピザ屋が営業するというのは、世界的にも珍しい」という。
ガソリンスタンドのとなりにピザ屋があるというシーンは、全国各地にある。この現場が「世界的に珍しい」というのは、予約も支払いも受け取りもイッパツ、というワンストップ。「事前に予約することで、給油しにいったついでにピザ、ピザを取りに行ったついでに給油。という新しい利用シーンが生まれる」と。
「同じ屋根の下でガソリンもピザも手に入れて、ピザを食べたいときにクルマのなかでさっと。しかもアプリやレシートでクーポンを相互利用できるから、ガソリンスタンド来店客が自然とピザハットのファンになっていく。アプリで決済もできるから、現金要らず」(関係者)
もはや、ここまでくるとピザ屋に給油所がついたのか、給油所にピザ屋が入ったのか、わからない外観。ただ、この店舗だけの限定メニュー「贅沢クリーミーホタテ」(期間限定・数量限定)などで、「このガソリンスタンドに行かないとこのピザにはありつけない」といったユーザーの新しい動きが出てくるのがおもしろい。
両社は、「5年以内に協業型店舗を100店舗開発することを計画している」というから、今後も“昭和シェルピザ”がどんどん増えていきそう。地方にとっては、ガソリンスタンドは“安心の灯り”というイメージもあるから、そこで熱々のピザが手に入るとなったら、ファンも増えそうな気配……。
気になるのは、ピザの次。昭和シェル石油の担当者に、「次はレストランとかクリーニングとか?」と聞いたら、「サービスステーションとデジタル技術、異業種を組み合わせて、いろいろな可能性を考えている。ガソリンやメンテナンスを売るだけのサービスステーションから、新しいワンストップの拠点をめざしている」と教えてくれた。
開業前日のきょう12月13日には、昭和シェル石油 森下健一常務執行役員、中央シェル石油販売 佐々木理雅社長、日本ピザハット 中村昭一社長、日本ピザハット 佐野文彦執行役員らが登壇した。
世界初!?「ガソリンつきピザ」ありそうでなかったイッパツ、新コラボ始まる
《大野雅人》
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