猛暑でエアコンを効かせるコツ…カーフィルム、断熱材、エアコンガス、コンデンサー掃除 | CAR CARE PLUS

猛暑でエアコンを効かせるコツ…カーフィルム、断熱材、エアコンガス、コンデンサー掃除

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秘技! 猛暑でエアコンを効かせるカスタムパーツ[カスタムHOW TO]
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特に暑いと言われる今年の夏。エアコンをもっと有効に使えれば、素早く涼しくなって快適度がアップ。表紙電力が抑えられれば、燃費向上にも貢献する。カスタムパーツでエアコンを効かせるすべをご紹介。

◆熱を遮断すればもっとエアコンは効く!!

猛暑になるとエアコン全開でも「あれ、なんか涼しくない」とか、「いつまでもキンキンには冷えない」というクルマも多い。もともとの設計としてエアコンが弱い車種もあるが、だからといって諦めるのはもったいない。カスタムパーツでもっと涼しくする方法がある。

そもそもクルマのエアコンで重要な要素は、いかに遮熱するかと、どれだけエアコンを効率よく働かせるかということになる。家庭と違ってガラス張りで、天面もフロア下も暑いので、あらゆるところから車内に熱が入ってくる。それによって冷やしても冷やしても涼しくなくなってしまう。

<対策1>ガラスに遮熱フィルムを貼る

ここ20年ほどの車両はほとんどがUVカットガラスになっているが、それは紫外線をカットしているということ。それと熱を遮断しているかはまた別の話なのだ。そこでオススメは遮熱フィルムを貼ること。ガラスにフィルムを貼るのはよくある。スモークフィルムなど多くは熱も遮断してくれるので、後部座席の窓に施工するとエアコンの効きをアップするのに効果的。

しかし、問題は運転席と助手席のガラス。こちらは透過率の問題があり、一般的にフィルムは施工しない。しかし、車検場はフィルムを貼ってはいけないのではなく、透過率が70%を下回ってはいけないというルール。なので透過率がOKならフィルムを貼れるともいえるのだが、ぶっちゃけ微妙な部分があるのは確かなので地域の自動車検査場に確認を取ってからの方が賢明だ。

そもそもガラス自体を測定すると透過率が80~90%くらいなので、選択肢は透明フィルムのほぼ一択になる。それでも遮熱フィルムを貼ると、外からの熱は格段にカットできる。遮熱できるというコーティング剤などもあるが、その比ではない。物理的に1枚フィルムが増える効果と、その遮熱性能で明らかに暑さが軽減される。ちなみに純正ガラスがUVカットになっていないクルマの場合は感動レベルで変化する。さらにフロントガラスも同様のルールなので、透過率さえパスできればフィルムの施工が可能。一番大きなガラスだけにここも遮熱フィルムの効果は大きい。

どちらも施工後に測定して透過率がパスできなければ剥がすしかない。そのリスクがあるため、量販店などで施工してくれることは少ない。フィルムのプロショップでは比較的取り扱っているお店が多いので、そういったところに依頼してもらいたい。

<対策2>フロアに断熱材を入れる

意外と熱が入ってくるのがフロア。アンダーコートという断熱材が吹き付けられていて、その上にカーペットが敷かれているが、排気管のレイアウトなどによってフロアトンネル付近や足元から熱がモリモリと上がってくるクルマもある。

そこでフロアトンネルに遮熱シートを貼るのも有効。昔は銀色のシートが多かったが、最近はレーシングカーからチューニングカーまで金色のシートが流行中。海外製の遮熱シートで熱を跳ね返すことで、内部の温度が高まるのを防ぐ。施工にはクルマの下に潜らないといけないのでちょっと手間ではあるが、特にフロアが厚くなってしまう車種には有効な方法だ。

<対策3>エアコンガスの適正化

エアコンガスは適量でなければ正しく機能してくれない。ガスが減ってきたな~と思って、DIYでガス補充するキットもあるが、良かれと思って多めに入れると異常と判定してコンプレッサーが止まってしまうこともある。

経験談としては、プロショップにてエアコンガスの補充をしたものの、いまいち冷えないことがあった。暑かったからなのか焦っていたのか、ガスを入れすぎたようで後日測定しながら適正値までガスを抜いたら、驚くほど冷えるようになった。

実は新車でも出荷時に入れられているエアコンガスの量にはかなりバラつきがあるという。なので、新車でも測定して最適化することで、もっと効きが良くなるとエアコンガスの点検をしているショップもある。

<対策4>コンデンサーの掃除で効きが良くなることも

ちょっと古めのクルマでよくあるのはコンデンサーの効率が落ちていること。具体的には落ち葉が詰まっているとか、泥が詰まっているとなると空気が抜けないので全然冷えなくなってしまう。その辺りを掃除したり、洗ったりするだけで効きが良くなることもある。

ちょっと古めのクルマだと電動ファンではなく、カップリングファンのことがあり、この内部のグリスが劣化してくるときちんとファンが回転しなくなることがある。そうなるとコンデンサーを十分に冷やすことができなくなり、エアコンの効きが弱くなることがある。この場合はカップリングファンのグリスを入れ替えるなどの対策でエアコンの効きを復活させることができる。


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《加茂新》

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