中古車輸出事業などを展開するENGは、「自動車の買い替え」に関する調査を実施。5年または5万kmで買い替えを行っている人が多いことがわかった。
調査は直近1年以内に自動車を買い替えたことのある人を対象に11月24日から25日の2日間、インターネットアンケートで実施。1028人から得た有効回答をまとめた。
はじめに、買い換える前と後の車は新車か中古車かを尋ねたところ、最も多かったのは「新車から新車に買い替え」(64.4%)。以下、「中古車から中古車に買い替え」(16.1%)、「中古車から新車に買い替え」(10.5%)、「新車から中古車に買い替え」(9.0%)と続いた。新車を購入して、新車に買い替える人が6割以上おり、ENGは「昔よりも『新しい車から新しい車へ乗り換える』傾向が強くなってきているようだ」と推測する。
買い替えの理由については、「車体が古くなったから(車体の塗装が剥げる、タイヤの交換時期など)」(48.2%)と回答した人が最も多く、「車検や保証が切れるタイミングだったから」(27.9%)、「燃費代が高くなったから(ガソリン代が高いなど)」(10.7%)、「メンテナンス費用が割高になったから」(10.3%)、「特に理由はない(気分的にそろそろだと思ったなど)」(8.6%)と続いた。
買い替えたときの年数を尋ねてみたところ、最も多かったのは「~5年」だった。所有年数は「~1年」(5.4%)、「~3年」(13.8%)、「~5年」(24.9%)、「~7年」(18.0%)、「~10年」(17.2%)、「~13年」(12.2%)、「14年以上」(8.5%)。買い替えのタイミングは一般的に、1年間で1万km、10年10万kmが1つの目安になるといわれているが「実際にはもっと短い時期に買い替える方が増えているのかも」とENG。
日本自動車工業会の2021年度の調査では、保有期間期平均7.1年。前回2019年度の調査では7.6年で、それまでは長期化傾向にあった。
いっぽう買い替えたときの年数と走行距離で最も多かったのは「~5万km」だった。「~1万km」(5.3%)、「~3万km」(12.8%)、「~5万km」(17.9%)、「~7万キロ」(14.9%)、「~10万km」(21.1%)、「~15万km」(18.6%)、「16万km以上」(9.4%)という回答結果となった。ENGは「年式や走行距離が一定の基準を超えると、買取額が大きく下がる傾向にある」という。したがって、買い替えのタイミングとして、5万km、10万kmを目安に、買い替えを検討するのが良いだろう。