NEXCO東日本関東支社と茨城県つくば市は、首都圏中央連絡自動車道(圏央道)につくば西スマートインターチェンジ(IC)を3月23日15時に開通すると発表した。
つくば西スマートICは圏央道の常総IC~つくば中央IC間に位置し、24時間利用可能な一時停止型のICとなる。ETCを搭載した全車種が利用できる。
この開通により、周辺地域の利便性向上や活性化が期待されている。まず、地域の活性化だ。ICの整備によりつくばエクスプレス沿線開発地から圏央道へのアクセスが向上し、企業誘致や商業施設の進出、雇用創出などが進むと予想される。
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次に利便性の向上がある。常総IC~つくば中央IC間は約11kmあり、圏央道で2番目に長い区間だった。つくば西スマートICの開通で、常総IC~つくば西スマートIC間が約7km、つくば西スマートIC~つくば中央IC間が約4kmとなり、各ICへの10分到達圏域が拡大する。これにより、つくば市西部地区などの利便性が向上する。
さらに、観光振興への寄与も期待される。県外から筑波山周辺地域への来訪者に対し、渋滞を回避した周遊ルートが確立されることで、観光地へのアクセス性が向上するためだ。
加えて、防災機能の強化にも貢献する。隣接する常総ICが浸水想定区域にあるため、つくば西スマートICの整備により災害時の救援活動や緊急物資輸送の迅速化が見込まれる。また、周辺の指定避難所から圏央道へのアクセスが容易になり、防災機能が強化される、としている。