チューニングパーツの新たな聖地「HKS GATE HAMAMATSU」誕生 | CAR CARE PLUS

チューニングパーツの新たな聖地「HKS GATE HAMAMATSU」誕生

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チューニングパーツの新たな聖地「HKS GATE HAMAMATSU」誕生
チューニングパーツの新たな聖地「HKS GATE HAMAMATSU」誕生 全 24 枚 拡大写真

株式会社エッチ・ケー・エスはHKSサテライトショップ2号店となる「HKS GATE HAMAMATSU」(エッチ・ケー・エス ゲート浜松)をスーパーオートバックス浜松の店内に設置し、6月17日よりオープンとなった。

HKS GATEとは「見て、触って、相談できる」をコンセプトにした量販店内に設置されるHKSパーツの相談窓口&展示&アンテナショップ的なもの。1号店は東京都内のA PIT AUTOBACS SHINONOME内に作られ、今回のスーパーオートバックス浜松店内の「HKS GATE HAMAMATSU」が2店舗目となったのだ。

スーパーオートバックス浜松は担当の鈴木英二さんがこれまでも日産『フェアレディZ』やトヨタ『86』/スバル『BRZ』、スズキ『スイフトスポーツ』などオリジナルパーツと市販品の組み合わせによるチューニングを提案してきた。そして、そのアドバイザーはレーシングドライバーであり、タイヤ開発やサスペンション開発で知られる木下みつひろ選手。

木下選手とスーパーオートバックス浜松ではストリートに主眼を置いたチューンで、尖った性能ではなく乗りやすく、いつでも快適で楽しいクルマにするためのチューニングを提案。その実現のためにオリジナル仕様のサスペンションなどを開発してきた。

そんな鈴木さんと木下選手とHKSが手を組み、「HKS GATE SPEC」のサスペンションを開発することも同時に発表された。これはHKSのHIPERMAX Sサスキットをベースに木下選手が味付けすることでさらに乗りやすく快適性と楽しさを高めた仕様にするのが目標。「HKS GATE SPEC」のサスペンションとして、HKS GATEであるスーパーオートバックス浜松とA PIT 東雲でのみ販売される予定だ。

「大幅な材料や構造の変更をすればもっと良いサスペンションになるのはわかり切っていること。そうなると良くはなるけど、値段も一気に何倍になってしまうかもしれない。そうではなくて、今の基本的な構造や材料はそのままセッティングの変更でもっともっと良いサスキットにするのが目標です」と木下選手。

すでにHIPERMAX Sのノーマル試乗を行いそこからリクエストをして、その改善版をHKSのサスペンション開発担当の矢部健司さんが持ち込んでいた。

「すごく細かく、内部パーツの具体的な部分にまでリクエストをもらって正直驚きましたが、なんとかオーダーいただいた方向性にすることができたのではないかと思います。このあと乗ってもらって確認してもらいます」と矢部さん。

ストリートから高速道路まで試乗した木下選手によると、

「正直思っていた以上にオーダーに近くなっていて凄く良くなっています。今回のこの変化から、もとのHKSサスペンションの構成パーツの素性の良さも感じられます。基本設計がしっかりしていないと手を入れても良くならないこともあるわけです」

スーパーオートバックス浜松の鈴木さんは

「とりあえず、良くなりましたがまだ完璧ではありません。このスペックでもっとさまざまなシチュエーションを使ってみて、サーキットも含めた確認をして、さらに煮詰めていく予定です。今夏は今買える一般的なラジアルタイヤの中でもっとも剛性が高く、乗り心地がハードになりやすいPOTENZA RE-71RSを履いてテストしました。それである程度乗り心地の良さも生み出せれば、ほかのタイヤには減衰力の調整で対応させられると思います。年内にはスペックを確定させてリリースに持っていければと思っています」

「HKS GATE SPEC」サスペンションはGR86用を開発。年内~来年のオートサロンあたりをターゲットに発売される予定。現在のところはGR86用を開発し、それがある程度確定したところで次期車両の開発を検討している。

具体的にはVAB型WRX STIやRZ34などが次期開発候補。また、販売もHKS GATEの2店舗の予定だが、そこから広がるかなどもこれから検討していくという。さらにゆくゆくは使用中のHKS HIPERMAX Sを「HKS GATE SPEC」にアップデートする仕様変更も行われるように検討しているとのこと。

実際にパーツについてプロに相談し、パーツを見て、触ってチューニングしていけるという新たな場「HKS GATE HAMAMATSU」では、そういったチューニングの入り口=ゲートになることが目標だという。

《加茂新》

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