JAF(一般社団法人日本自動車連盟)は、2023年10月から12月にかけて警察庁と共に実施した「シートベルト着用状況全国調査」の結果を公表した。
調査は全国885か所で行われ、後席のシートベルト着用率は一般道路で43.7%(前年比0.8ポイント増)、高速道路で78.7%(前年比0.7ポイント増)となった。これは2002年の合同調査開始以来、最高値を更新する結果だ。
運転席の着用率は一般道路で99.2%、高速道路で99.6%と高い水準を保ち、助手席も95%を超える着用率を示している。
2008年に後席シートベルト着用が法律で義務付けられてから10年以上が経過したが、前席に比べて後席の着用率は依然として低い。特に一般道路での後席着用率の低さは目立ち、後席でのシートベルト着用の重要性が十分に理解されていないようだ。