ZFは5月14日、米国およびカナダのアフターマーケット向けに36の新しいパーツを発表した。これには、ブレーキ、サスペンション、トランスミッションのコンポーネントが含まれる。
中でも、ザックス(SACHS)製の「Continuous Damping Control(CDC)」ショックアブソーバーには、10の新しいパーツが登場。これにより、今年導入されたSACHS CDCショックの総数は60に達した。
ZFアフターマーケットは、2024年にZF、LEMFORDER、SACHS、TRW、WABCOブランドの下で、合計185の新製品を導入している。同社はまた、TRWのブレーキブースターとマスターシリンダーの供給を拡大し、12の新しいパーツを追加した。
SACHS CDCショックは、乗用車において優れた減衰性能を発揮する。最新技術により、走行状況に影響を与える変数を継続的に記録し、外部条件に応じて減衰力を調整する。これにより、路面状況、積載重量、車両の取り扱いに応じて、減衰力が変化し、安定性が向上する。特に、各ホイールごとに減衰力を調整することで、停止距離を短縮し、安全性と快適性が向上する。
TRWのブレーキブースターとマスターシリンダーは、米国およびカナダのアフターマーケットにおいて、欧州車向けとしては最も広範なラインナップを誇る。これらは、スチール、アルミニウム、または鋳鉄で製造されている。
ZFの今回の製品ラインナップ拡大は、米国およびカナダのアフターマーケットにおける競争力を一層強化するもの、としている。