鈴鹿サーキットやツインリンクもてぎを運営するホンダモビリティランドは11月1日、アディッシュプラスと「サステナビリティパートナーシップ」を締結したと発表した。アディッシュプラスが運営するカープール型ライドシェアサービス「notteco」を活用し、環境負荷低減に取り組む。
ホンダモビリティランドは、モータースポーツイベントにおける温室効果ガスの排出削減を目指し、2030年にカーボンニュートラルを達成することを目標としている。特に、鈴鹿サーキットで開催されるF1グランプリでは、ファンの移動による二酸化炭素排出が大きな課題となっている。来場者の多くが化石燃料を使用した自家用車で移動しているため、相乗りサービスの導入が重要視されている。
アディッシュプラスの「notteco」は、ドライバーと利用者をマッチングし、相乗りを促進するサービス。これにより、ガソリン代の節約や移動コストの削減が可能となる。ホンダモビリティランドは、このサービスを公認し、ファンの移動手段として推奨することで、環境負荷の低減を図る。
今後、アディッシュプラスは鈴鹿サーキットでの「notteco」利用を拡大し、他の集客イベントでも同様の取り組みを進める方針。地域の移動手段を地域で守るシェアリングエコノミーの考え方を基に、持続可能な社会の実現に貢献していく。