新年度に入った4月の国内の車名別新車販売では、ちょっとした異変が起きていたようだ。スズキの軽自動車『スペーシア』が登録車と軽を含めた総合ランキングで2024年5月以来、約2年ぶりに再び首位に返り咲いたという。
日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)が発表したもので、それによると、スペーシアは前年同月比1.6%増の1万3546台となり、全面改良した2023年11月からしばらく時間が経過しているものの、車室空間の広さや高い燃費性能から人気を集めているようだ。
総合2位はトヨタ自動車の小型車『ヤリス』で13.8%減の1万3149台。3月まで5カ月連続で首位を堅持していたホンダの軽『N-BOX』は14.9%減の1万2659台で3位に転落した。
もっとも、N-BOXは、累計販売台数が4月末時点で300万台を突破したという。ホンダが発表したもので、きょうの日経などが取り上げているが、2011年12月に初代を発売してから14年4カ月で達成。ホンダの四輪としては小型車『フィット』の20年7カ月を上回り最速の記録となったそうだ。
ただ、そのホンダは、今週14日に発表する予定の2026年3月期連結決算で、本業のもうけを示す営業赤字が4000億円規模の赤字(前期は1兆2134億円の黒字)になる見通しだという。
大型連休が明けた先週末の5月9日付けの日経朝刊が1面に「トヨタ、純利益22%減、今期、中東緊迫で生産した押しも」とともに報じていたが、きょうの産経なども「ホンダ営業赤字4000億円、3月期、EV損失響く、上場来初」などと取り上げている。
それによると、電気自動車(EV)戦略の見直しに伴う関連損失が響いたようで、本業以外も含めた純損益も4200億~6900億円の赤字を見込んでおり、いずれの赤字も1957年の上場以来、初となる。「業績回復に向け、不振が続く中国市場の立て直しのほか、インドでの市場開拓を含む新たな成長戦略の策定が今後の焦点だ」とも伝えている。

2026年5月12日付
●トヨタ、印に新工場、4カ所目29年稼働へ、SUV生産、年50万台規模に (読売・9面)
●イラン回答、米が拒否、海峡の主権など隔たり (朝日・1面)
●「長期ビジョン」日産は変わるか、元COO志賀俊之氏、GT-Rより小型車を /プルンバーグ・インテリジェンス吉田達生シニアアナリスト、愚直に利益確保できる車を(朝日・7面)
●ホンダEV「ゼロ」今年度中に小型SUV、まずインド市場へ投入 (朝日・7面)
●東京海上日動、車保険値上げ、10月平均6.5% (毎日・6面)
●ホンダ営業赤字4000億円、3月期、EV損失響く、上場来初 (産経・9面)
●スバル営業益90%減、3月期予想引き下げ (産経・9面)
●MBK、アルミ大手買収、外為法審査で承認 (日経・1面)
●中国・奇端とEV販売、オートバックス、日本生産も検討 (日経・1面)
●日本株、半導体・銀行が主役、自動車・通信は失速(日経・3面)
●中国新車販売、2.5%減、4月、輸出好調も国内不振 (日経・10面)
●新型EV電池の量産延期、パナHD、世界で需要低迷 (日経・12面)
●「N-BOX」累計販売300万台突破 (日経・13面)


