洗車を少しサボったら「白いウロコ汚れ」「黒い筋」などが残る…車の水アカを落とす正しい方法とは? デメリットと注意点を知る | CAR CARE PLUS

洗車を少しサボったら「白いウロコ汚れ」「黒い筋」などが残る…車の水アカを落とす正しい方法とは? デメリットと注意点を知る

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洗車を少しサボったら「白いウロコ汚れ」「黒い筋」などが残る…車の水アカを落とす正しい方法とは? デメリットと注意点を知る
洗車を少しサボったら「白いウロコ汚れ」「黒い筋」などが残る…車の水アカを落とす正しい方法とは? デメリットと注意点を知る 全 6 枚 拡大写真

洗車を少しサボっただけなのに、ボディに白いうろこ状の汚れが残ることがある。これは水アカの一種で、通常の洗車では落ちにくいため早めの対処が必要だ。

◆洗車しても落ちない車の水アカとは

洗車をしてもクルマがすっきりときれいにならない。そんなときに疑いたいのが、ボディに付着した水アカだ。特に目立ちやすいのが、塗装面やガラスに残る白いうろこ状の跡や、ドアミラーやモールの下に伸びる黒やグレーの筋状の汚れだ。これらは一般に水アカと呼ばれているが、実際には水道水のミネラル分が固着した汚れと、排気ガスや油分を含んだ汚れに分けられる。

洗車用シャンプーで落とせるのは主に砂ぼこりや軽い油汚れだ。ミネラル分が固着したイオンデポジットや時間がたった水アカは、通常の洗車だけでは落ちないことがある。久しぶりに洗車したのにボディのくすみや筋状の汚れが残る場合は、水アカの付着を確認してみよう。

◆水アカクリーナーの種類と正しい選び方

通常の洗車で落ちない水アカを発見したら、クルマ用の水アカクリーナーを使って除去するのが効率的だ。カー用品店ではスプレータイプや液体タイプ、ペーストタイプ、水アカ除去成分を配合したシャンプーなどが販売されている。ただし、水アカクリーナーは製品によって落とせる汚れや使用できる場所が異なる。主な比較軸は次の通りだ。

・酸性タイプ:ミネラル分が固着した白いうろこ状の汚れに適している
・アルカリ性・洗浄タイプ:排気ガスや油分を含む黒ずみや筋状の汚れに向いている
・コンパウンド入りタイプ:洗剤では落ちない頑固な汚れを研磨して除去する

ミネラル分による水アカには、酸性成分やキレート剤などを配合したクリーナーが用いられる。固着したカルシウムやマグネシウムなどに作用し、汚れを落としやすくする仕組みだ。スプレータイプやペーストタイプは、気になる部分をピンポイントで処理しやすい。汚れの変化を確認しながら少しずつ作業できるため、ドアミラーの下やボンネット、ルーフなど部分的に水アカが目立つ場合に向いている。

水アカ除去成分を配合したカーシャンプーは、ボディ全体の軽い水アカやくすみを洗車と同時に処理したい場合に便利だ。ただし、長期間固着したイオンデポジットを完全に落とせるとは限らない。頑固な汚れには、専用クリーナーとの使い分けが必要になる。ワックスやクリーナーには、軽度の水アカ除去や小キズを目立ちにくくする機能を備えた製品もある。洗浄と艶出しを一度に行える手軽さがメリットだが、汚れを落とすというより研磨や充填によって目立ちにくくしている製品もあるため、効果や成分を確認して選びたい。

◆水アカ除去のデメリットと施工時の注意点

水アカクリーナーは便利だが、使い方を誤ると塗装やコーティングを傷める可能性がある。特に強い酸性クリーナーやコンパウンド入り製品を使う場合は注意が必要だ。

酸性クリーナーは、メッキパーツやアルミ、未塗装樹脂などに使用できない場合がある。また、施工した液剤を乾燥させるとシミになる可能性もあるため、炎天下やボディが熱い状態での作業は避けたい。コンパウンドは汚れとともに塗装表面をわずかに研磨する。そのため、強くこすったり同じ場所へ繰り返し施工したりすると、磨き跡や艶引きの原因になり得る。まずは目立たない場所で試し、柔らかいクロスを使って必要最小限の力で作業することが大切だ。

ガラスコーティングやワックスを施工しているクルマでは、水アカクリーナーによって被膜が弱くなったり除去されたりする場合がある。製品の注意事項を確認し、コーティング施工車対応のクリーナーを選ぼう。作業後は必要に応じてコーティング剤やワックスを再施工すると安心だ。なお、ミネラル分が付着しただけのイオンデポジットとは異なり、水滴がレンズのように太陽光を集めて塗装面を侵食した状態はウォータースポットと呼ばれる。塗装面にくぼみが生じている場合はクリーナーだけでは改善できず、研磨などの専門的な作業が必要になることもある。

◆車に水アカが付着する原因

家庭のキッチンや浴室の水栓まわりに、白く結晶化した汚れが付着しているのを見たことがあるだろう。これは水道水に含まれるカルシウムやマグネシウムなどのミネラル分が、水分の蒸発後に残って固着したものだ。同じ現象はクルマのボディでも起こる。洗車後に水滴を十分に拭き取らず、そのまま自然乾燥させると水分だけが蒸発してミネラル分が残る。これを繰り返すことで白いうろこ状の汚れが目立つようになる。

さらにクルマには、走行中の排気ガスや道路上の油分、ほこり、花粉、黄砂なども付着する。これらが雨水と混ざって乾燥すると、ドアハンドルやモール、ドアミラーの下などに黒やグレーの筋状の水アカが発生しやすい。

◆水アカを防ぐ洗車とボディメンテナンス

水アカを防ぐうえで最も重要なのは、洗車後に水滴を残さないことだ。吸水性の高いマイクロファイバークロスを使い、ルーフやボンネットだけでなく、ドアミラーやエンブレム、モールの隙間まで丁寧に拭き上げよう。

水道水に含まれるミネラル分を残しにくい純水洗車も有効だ。ただし、純水を使えば必ず拭き上げが不要になるわけではない。ボディに砂ぼこりや洗剤成分が残っている可能性もあるため、基本的には洗車後の確認と拭き上げを行いたい。雨天走行や長距離ドライブの後も、汚れを長期間放置しないことが大切だ。すぐに本格的な洗車ができない場合でも、数日以内を目安にボディを洗えば水アカの固着を抑えやすい。

洗車をしてもクルマの外観がすっきりしないと感じたら、ボディを明るい場所で確認してみよう。白いうろこ状の跡や黒い筋状の汚れが残っている場合は、汚れの種類に合った水アカクリーナーを選ぶことが重要だ。軽度のうちに除去すれば作業の負担を抑えられ、塗装へのダメージも防ぎやすい。製品の使用方法を守り、無理にこすらず正しく処理することで、クルマ本来の艶と清潔感を取り戻せるだろう。

土田康弘|ライター
デジタル音声に関わるエンジニアを経験した後に出版社の編集者に転職。バイク雑誌や4WD雑誌の編集部で勤務。独立後はカーオーディオ、クルマ、腕時計、モノ系、インテリア、アウトドア関連などのライティングを手がけ、カーオーディオ雑誌の編集長も請け負う。現在もカーオーディオをはじめとしたライティング中心に活動中。

洗車したのに白いうろこが残る…車の水アカを落とす正しい方法~Weeklyメンテナンス~

《土田康弘》

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