自動車点検整備推進運動…重点項目は大型車の点検・整備 9~10月
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国交省は、関係団体で構成する「自動車点検整備推進協議会」と、「大型車の車輪脱落防止対策に係る啓発活動連絡会」と協力して、「自動車点検整備推進運動」について9月と10月を強化月間として展開する。
中古のバスも数多く使用されている中、バスの火災事故も散見され、大型車の車輪脱落事故や車体フレーム腐食による事故などによる事故が発生していることから、今回は大型車に関する適切な点検・整備の実施方法についての啓発を重点項目のひとつとして取り組む。
運送事業用の大型車について、ホイールの取付状態、燃料装置と車体車枠などの重点箇所に係る点検を実施する。前検査を行った事業者または行おうとする事業者(自家用大型貨物自動車の使用者含む)について、定期点検の実施状況を確認し、定期点検の確実な励行を指導する。
また、期間中は、マイカー点検教室などのイベントを全国各地で開催するほか、ポスターの掲示、チラシ・小冊子の配布、アニメーション配信、モバイルを活用した点検ツールを提供する。全国358社の乗合バス事業者の協力を得て、バス車両前面に横断幕を掲示する。
適切な点検・整備の実施によるCO2削減効果について、様々な機会を捉えて自動車ユーザーに対して周知する。自治体が保有する公用車について確実な点検・整備の励行を図る。
運動の開始に併せ、8月30日14時に、ベルサール秋葉原で、自動車点検整備推進協議会主催による「2016年度自動車点検整備推進運動」記者発表会を行う。
《レスポンス編集部》
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